肩甲帯と体幹について(1)

肩関節の動きと体幹の動きは動作上別々に考えることは出来ない。お互いの問題が代償しあう関係にあるため同時に見ていく必要性がある。

着眼点
肩の動きが低下している→基質的な問題→(ROM,、M.−ex、などで改善)
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          動作上の問題
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    体幹、股関節、膝、足関節どこの由来か
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       動作をさせて判断
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座位レベルで評価し機能的に問題がなければ立位にて評価する。
立位において問題が生じれば肩の問題ではないかもしれない。
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静的評価と動的評価の比較を行いその違いを考察する。客観的なデーター
を用いて問題点を消去法にて絞っていく。
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改善が見られなければ評価と問題想起の段階に戻ってやり直す。

*この繰り返しで本当の問題を探していく。諦めずに何回もTryするべし。

もちろん評価項目を数多く用意し施行すれば問題点の抽出や断定はしやすくなるかもしれないが時間がかかりすぎるとその間のアプローチが効果のないものになってしまう。ゆえに評価は可能な限りではあるが速いにこしたことはないと考える。PTの能力が問われるとことなる。

肩甲帯と体幹の捻じれ
捻じれによる肩甲骨の運動制限も評価する。